パパイヤ(パパイア)
・パパイヤ科 Caricaceae カリカケアエ、カリカシー
・パパイヤ属 Carica カリカ
・パパイヤ papaya L. パパヤ
栽培植物だが、小笠原では路傍や明るい林内で自然繁殖している。
雌雄異株。栽培されているものの中には両性株もあるとのこと。
幹は竹のように節があり中空だが、肥大成長する。しかし木質化はしないという草なのか樹木なのかよくわからない植物。人間が決めた分類なんてパパイヤには関係ないらしい。幹も非常に柔らかく、よく折れているのを見る。植物体全体からほんのり甘い香りがし、幹部分もかじってみると繊維質だが瑞々しく、灰汁などは感じられない。乾燥させたパパイヤの幹はウサギなどの小動物の餌として販売されていることもある。
小笠原では未熟なパパイヤを「青パパイヤ」といい、野菜炒め等にして食べる。こりこりとした食感(あまり火の通っていない大根くらい)があり、美味しく食べられる。果実に傷をつけると白い乳液がでるが、肌の弱い人はかぶれることがあるので注意が必要。切った後に水にさらすといい。