ハハジマハナガサノキ

アカネ科 Gynochthodes属 ギノクトデス

花 花梗が長い
母島  2019年7月
花 母島  2019年7月

小笠原諸島の母島列島に生育する固有のつる性植物。

小笠原諸島に生育するGynochthodes属には、以下の2種がある。

 ・ムニンハナガサノキ

 ・ハハジマハナガサノキ

ハハジマハナガサノキはムニンハナガサノキの変種で、分枝が少ない、花梗が長く複合果が小さい等の特徴がある。

ムニンハナガサノキは雄性両全性異種であり3)、これは被子植物の6%程度の種のみがもつ珍しい特徴2)。ハハジマハナガサノキも同様の特徴をもっているのだろうか・・

参考文献

1)豊田武司.小笠原諸島固有植物ガイド.株式会社ウッドプレス,2014,259-260pp.

2)清水建美.図説植物用語辞典.八坂書房,2001,263pp.

3)村上哲明.小笠原諸島の植物相の起源と進化を分子植物地理学的に探る.科学研究費助成事業 研究成果報告書,2014,22255003,.https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-22255003/22255003seika.pdf,(参照2019-10-12).

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